両親媒性ランダム共重合体の自己組織化:サイズ制御ミセル 3-6. つまり、用いたラジカル開始剤が100%ラジカルを発生させ、それらが100%モノマーと反応して成長ラジカルとなり、さらに成長ラジカルが100%つぎのモノマーと反応し、というケースです。
でも通常のラジカル重合では1.5以下にはならないのでは?あくまで個人的な感覚ですが・・。 ラジカル重合の場合で考えます。 重付加• 有機ヨウ素化合物からラジカル成長種を発生させることを制御重合に利用した新しいリビングラジカル重合法なので、可逆的移動触媒重合と名付けられている( 図2)。
13Z 部分は、中間体ラジカルの安定性に影響を及ぼし、ラジカルの付加速度・開裂速度は Z の構造に依存する。
講演の後の面談で辻井教授から後藤准教授を紹介され、当時発明されたばかりの本技術を提案された。
この重合法で合成可能なブロック共重合体の例として、顔料などの極めて凝集しやすいナノ粒子を液体や樹脂に対して微細に分散できる高分子分散剤があった。
逐次重合• 逆に、電子不足なアルケンから発生したラジカルは、電子豊富なアルケンと反応しやすい。 上に書いた、非連鎖重合の場合や、連鎖重合でも副反応が無視できないものは分子量分布は広くなりますので、分子量分布が2よりも大きくなったりします。 同じ程度の分解温度の場合には、酸素ラジカルの方が水素との親和性が高く、水素を引き抜きやすい傾向があります。
13なぜそういうことができるか、というと、一番重要なのは、高分子が成長する、ラジカルが次のモノマーに反応し、生じたラジカルがまた次のモノマーにちゃんと反応する、というのがほぼ100%で起こり、ラジカルの分解や二量化といった停止反応、ラジカルの移動による分岐の発生といった余計な反応がほとんど起きないためです。
付加重合• 重合熱がかなり生じるということは、モノマーはすべて反応系に投入し一括で重合しているということですか? あまりにも反応熱が高い場合は、モノマーを滴下して重合すると良いです。
開環重合• デザインどおりの分子量をもつポリマーに加え、ポリマー末端の制御によりブロック共重合体の合成も容易になる。 用いる重合反応のタイプの違いにより、同じ原料から異なる性質のポリマーが得られる。 また捕捉ですが、分子量はGPC測定でしょうか?ポリマーが極性モノマーを重合または共重合した場合、通常のカラムではカラム内でポリマーの吸着が生じ、正確な測定ができないことがあるので注意してください。
4リビング重合• 同様なことが分散媒体との親和性にもいえる。
このサイクルを繰り返すことにより、ポリマー鎖はほぼ均等に成長し、分子量がそろう。 リビングラジカル重合では、ポリマーと保護基(X)が共有結合した休眠種( 図1のPolymer-X)を用いる。 S, S-ジベンジルトリチオ炭酸 製品コード:047-33981 によるポリスチレンの合成 3 RAFT 剤 10. 当社は、京都大学化学研究所の後藤 淳准教授の発明である「有機触媒を用いたリビングラジカル重合(以下「本技術」)」を色彩材料(色材)開発の中核技術として位置付け、世界市場で特徴ある色材製品を開発することを目的として、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)シーズ育成タイプの「有機触媒型リビングラジカル重合を基盤とした高性能高機能色彩材料の開発」として研究を進めた結果、実用化を達成できたので、ここで紹介する( 写真1)。
20むしろ比較的分子量の低いものを作るのに適していると思います。