在野 研究 ビギナーズ。 在野研究ビギナーズ

荒木優太

マルクスは独自研究によって生計を立てていたのではなかった。 在野、独立で重要なのは文献と時間とさっき言ったが、時間というのはむしろペースを整える、ということ。 しかし、これまでのご著書を見ても、南方熊楠(博物学)から小阪修平(哲学)までの16人の在野研究者の評伝をまとめたや、ハンナ・アーレント、エマニュエル・レヴィナス、ジョン・ロールズを手がかりに現代の思想状況を縦横に論じたのような華々しい評論が目立ちます。 まあ、大学の中にもぐりこんだ私などから、そんなことは言われたくないかもしれないが。 自分の生活に照らして、読者自身がチューンナップしていくことが大切だ。

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楽天ブックス: 在野研究ビギナーズ

「大学の外」と一口に言っても、それだけでは語り尽くせない。 理論的な洞察が大部分であるものの、いくつかの事例やチェックリストなどを含み、一定の応用性を有する。 仕事をすすめるうちに、ロシアの世界的な権威と知りあい、たがいを高めあう。 「在野研究者」でもResearchmapに登録できる 「在野研究者」は大学研究機関に所属していないから「在野」なのだが、登録者が基本的に大学研究機関に所属しているはずのResearchmapでは「在野研究者」も登録できるのだという。 1週間で50時間もあれば十分じゃないか、と一瞬思うかもしれない。

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『在野研究ビギナーズ』から考える 公式読書会 第1回

本書は現役で活躍中の15人の在野研究者たちよる、研究生活の実践と方法をおのおのの体験のなかで論じてもらった編著である。 — Sakiya ARAKAWA hegelschen 最後に書いておくが、以上の私のコメントは、あくまでも、私にとっての〈在野研究者〉について書いたまでであって、他の「在野研究者」たちの見解を代表するものでないし、他の人が同じ見解を有しているとはこれっぽっちも思っていないことを断っておく。 しかし、在野はそうしたものに欠け、運頼みになってしまう。 有島文学の専門家の仕事という感じがしないのですが……? 荒木 自分では有島武郎研究が本業だと思っているのですが、おかげさまでだれも興味ないので、まったく伝わってないって感じですね(笑)。 (…)つまりは、私もふくめ、友人や恋人といった人間関係に恵まれなければ、社会的評価の高い仕事で認められることも望めず、早くも人生が終わっている連中にとっては、書くことはすなわち希望を書くことにほかならない。

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在野研究ビギナーズ / 勝手にはじめる研究生活

きちんとしたレファレンス(オンリー)コレクションというのは、日本の場合それこそごく一部のと国会にしかないのかしら。 序 あさっての方へ 第一部 働きながら論文を書く 第一章[政治学] 職業としない学問[酒井大輔] 第二章[法学] 趣味の研究[工藤郁子] 第三章[批評理論] 四〇歳から「週末学者」になる[伊藤未明] インタビュー1 図書館の不真面目な使い方 小林昌樹に聞く 第四章[生物学] エメラルド色のハエを追って[熊澤辰徳] 第五章[活字研究] 点をつなごうとする話[内田明] 第二部 学問的なものの周辺 第六章[専門なし] 新たな方法序説へ向けて[山本貴光+吉川浩満] 第七章[民俗学] 好きなものに取り憑かれて[朝里樹] 第八章[文学研究] 市井の人物の聞き取り調査[内田真木] 第九章[宗教学] センセーは、独りでガクモンする[星野健一] 第一〇章[文学研究] 貧しい出版私史[荒木優太] インタビュー2 学校化批判の過去と現在 山本哲士に聞く 第三部 新しいコミュニティと大学の再利用 第一一章[専門なし] 〈思想の管理〉の部分課題としての研究支援[酒井泰斗] 第一二章[共生論] 彷徨うコレクティヴ[逆卷しとね] 第一三章[哲学] 地域おこしと人文学研究[石井雅巳] インタビュー3 ゼロから始める翻訳術 大久保ゆうに聞く 第一四章[哲学] アカデミアと地続きにあるビジネス[朱喜哲] 在野のための推薦本 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「大学に属してませんけど、なにか?」在野の研究者に資格はいらない。 論文を楽しむ 在野であれなんであれ、論文を読むことはまず、楽しい。 本国では基礎研究にお金を出し渋り、工学(実用的な)研究に研究費を回す傾向にある。 こうしたことを在野研究者の立場で「趣味」として行うと、たとえば口頭発表で思考の整理をしたり、論文を書く自由を享受したりできる。 この本では第11章を担当しました。 そういう意味でこの本の方々はちゃんと学問をしているから、この本はちゃんとした学問についての本である。

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非研究者として『在野研究ビギナーズ』を読んで考えたこと

内野正弘さんは次のように述べている。 酒井:とはいえ、「こんなに楽しそうにやってる人がいるのに自分はできていない」ということの理由に、『ビギナーズ』を引き合いに出して「院に進まないと研究はできない」を充てるのは間違った推論ですからね。 そこに通勤時間や前後の準備、残業や会合などを加味すれば、少なく見積もっても50〜60時間は取られる。 そこで紹介されている水木しげる『水木サンの幸福論』の「幸福の七カ条」は金科玉条であると思う。 本書では誰しもが研究者になれるという希望を描いている。 私がこのブログを書き続けている目的としても、啓蒙活動という要素が大きな部分を占めている。 本書は本業(主にサラリーマン)をしつつ、週末など空いた時間で自費研究や研究会に参加、学会に参加している人らのを編纂したものである。

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酒井泰斗:話したこと と 書いたこと

在野研究のメリット・デメリット 各執筆者は在野研究におけるメリットやデメリットを述べていました。 追伸 研究とまで行かなくても、マニアがいるのは周知のこと。 もちろんこれも啓蒙、教育、入門にはいいんだが、わちきみたいにとんがったことを書こうとすると、これはかえって非効率。 僕が言いたいのは、既存の大学には一切可能性はない。 あの吉本隆明さんも在野研究者だった。 しかし、だれしも最初は「ビギナー」だ。

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